オーナー通信

2009年5月オーナー通信
5月8日発行
管理を委託いただいているオーナー様へ発行しているオーナー通信のバックナンバーです。 法令等については当時の情報となっています。

風薫る5月となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

私たち賃貸事業部はGW休暇でリフレッシュし、さわやかな気持ちで業務に取り組んでおります。

さて、当社では「賃貸管理にまつわるホットなニュースをお伝えすること」「新しい商品やアイディアをご提案すること」を目的に、毎月、定期報告書に添えて本紙をお送りさせていただいております。

今回は、最近の賃貸関連のニュースを中心にお届けいたします。

お忙しい中とは存じますが、ご高覧いただければ幸いです。


賃貸不動産関連ニュース

追い出し屋問題

  昨年10月に、敷金・礼金なしでアパートやマンションに入居できると謳った、いわゆる「ゼロゼロ物件」を運営している不動産会社「スマイルサービス」(東京都新宿区)が、家賃の支払いが数日遅れただけで部屋の鍵を交換したり、法外な違約金を取ったということで5人の居住者に提訴された事件があり、4月15日に和解したという報道がありました。

詳しい内容は公表されていませんが、居住者側の弁護団は「満足できる結果」とコメントを発表しています。

このように「賃料滞納を理由に無断で部屋の鍵を交換したり、荷物を撤去したりした」ということで、滞納保証会社、管理会社、家主を相手に、借主が訴訟を提起する動きが全国で拡大しております。

4月20日号の全国賃貸住宅新聞では、4月15日に2人が東京地裁に、同16日には6人が大阪地裁に相次いで提訴したと報じられています。

ここで注意をしなければならないのは、違法な取立てを行っている保証会社や管理会社が訴えられるのは当然として、そうした会社に業務を委託しているオーナー様も責任追及されてしまう怖れがあるということです。

当社では、現在、住居物件は「MAGねっと」、事業用物件は「日本セーフティー」という2社の保証会社を活用しており、これまで違法取立てをしていないことは確認できていますが、今後も十分注意を払ってまいります。

また当社で未収督促を行う場合も、オーナー様にご迷惑の及ぶようなことは決してないよう、心がけてまいりますので、ご安心ください。

オーナー様におかれましては、当社以外に管理を委託されておられる物件がございましたら、一度「どの保証会社を利用しているのか」よく確認されたほうがよろしいかと思います。保証会社の善し悪し(風評等)についてご心配な点がありましたら、当社でもお調べいたしますので、担当者まで気軽にご相談ください。

 

更新料訴訟・続報

  かねてよりお伝えしております「更新料」をめぐる訴訟ですが、昨年1月30日に京都地裁で「貸主勝訴」という判決が出たのに続き、同様の訴えが提起されていた大津地裁でも3月27日に「貸主勝訴」という判決が出されました。

 

【更新料・礼金訴訟の流れ】

H17.10.26 東京地裁判決:更新料有効
H18.8.28 明石簡裁判決:更新料有効
H20.1.30 京都地裁判決:更新料有効
H20.9.30 京都地裁判決:礼金有効
H21.3.27 大津地裁判決:更新料有効

また、昨年9月30日には「更新料」ではなく「礼金」が消費者契約法10条に違反しているとの訴えに対し、京都地裁で「貸主勝訴」との判決が出されています。
これは「更新料」も「礼金」も賃料の一部前払いとして把握することができ、賃料の一部なのであるから有効だと裁判所が認識している証左です。
「礼金」に関する判決については借主側が上告しなかったため確定しましたが、「更新料」に関する判決については上告され、京都地裁の訴訟案件は本年秋ごろに大阪高裁で判決言い渡しとなる模様です。

この件に関しては、進展のある都度ご報告いたしますが、オーナー様側にとっては安堵できる判決が続いており、今後の賃貸経営を考えるうえでは朗報といえそうです。

 

地上デジタル放送対応のお願い

テレビのアナログ放送の終了日(平成23年7月24日)が刻一刻と迫ってまいりました。
当社では、まだデジタル放送受信環境が整っていない建物のオーナー様に、対応をお願いしておりますが、「もう少し先でもよいのでは?」というご意見も聞かれます。

このご意見に対し、大変恐れながら次の理由で当社は反対させていただいております。

 

【デジタル放送受信環境を急ぐ理由】

◎これからテレビを購入される入居者様は、ほとんどの方がデジタル放送受信対応のテレビをお買いになります。

アナログしか受信できないテレビを今後購入される方はまずいらっしゃいません。

せっかくデジタル放送を受信できるテレビを買ったのに、住んでいるマンションやオフィスでデジタル放送を視聴できないというのは、大きなクレームに発展する可能性大です。
◎アナログ放送の終了日が近づくと、工事の駆け込み発注が相次ぎ、終了日までにデジタル放送受信環境を整えることができない建物がたくさん出てくることが予想されています。

そうなりますと、その建物は「テレビの映らない建物」ということになります。

地上デジタル放送の受信環境を整えることは、避けては通れませんので、1日も早い対応をお願いいたします。

 

火災警報器設置のお願い

消防法の改正により、①寝室 ②寝室から下階へゆく屋内階段 ③地方自治体が条例で定めた箇所(※東京都などではすべての部屋)に火災警報器を設置することが物件所有者に義務付けられております。

当社に管理を委託くださっているオーナー様におかれましては、概ね設置発注のご依頼をいただきましたが、まだの方も数名いらっしゃいます。

こちらも期限が迫りますと、駆け込み受注が重なり、間に合わない可能性がありますので、遅くとも期限の1年~半年前にはご発注くださいますよう、お願いいたします。

 


今号は以上で終わります。

記事中、わかりづらい点がございましたら、お気軽にお尋ねください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

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