オーナー通信

2010年3月オーナー通信
3月8日発行
管理を委託いただいているオーナー様へ発行しているオーナー通信のバックナンバーです。 法令等については当時の情報となっています。

春暖快適の候、いかがお過ごしでしょうか。

花粉も元気に飛び回るこの季節。私たちのオフィスにも、時々派手なくしゃみが聞こえ、
にぎやかに毎日を過ごさせていただいております。

さて、当社では「賃貸管理にまつわるホットなニュースをお伝えすること」「新しい商品やアイディアをご提案すること」を目的に、毎月、定期報告書に添えて本紙をお送りしています。

今回は1月、2月の賃貸住宅の市況レポートをお送りします。エリアごとに分けてご報告しますので、どうぞご覧ください。


賃貸住宅市況レポート〔2010年1月~2月〕

◇ はじめに

卒業と入学、就職と異動など、1年でもっとも人の動きがある季節。賃貸住宅業界は一番忙しい時期の只中にあります。ただ今年も例年通り「忙しい時期」であるのかどうか、気になっていらっしゃるオーナー様も多いのではないでしょうか。

そこで今回は私たちが日常の業務を通じてつかんでいる賃貸住宅市況について、東京都心地区、城東地区、城西地区、城南地区、城北地区、23区外、神奈川県横浜市、同川崎市、神奈川県(横浜市・川崎市以外)、千葉県、埼玉県の計11箇所のエリアに分けてご報告いたします。

稼働率等のデータは2月7日時点における当社管理物件の数値です。また市況報告は各エリアの仲介業者へのヒアリングを2月15日から1週間かけて行い、その結果をまとめたものです。

ご所有の賃貸建物の周辺市況がどのようなものであるか、概略をつかんでいただければ幸いです。

 

◇ 東京都・都心地区

◆エリア:中央区、千代田区、港区、文京区

◆管理戸数:31 ◆空室:1 ◆稼働率:96.8%

◆市況:例年にくらべ動き出しが早く、来店数も多いようです。エリア的に社会人の来店者が多いという印象があるそうです。

賃料相場自体はさほど変わっていないのですが、敷金・礼金等の初期費用は下がってきており、ともに1ヵ月ずつという物件が増え、礼金ゼロというものも目につくようになってきました。

 

◇ 東京都・城東地区

◆エリア:墨田区、江東区、江戸川区、葛飾区、足立区、荒川区、台東区

◆管理戸数:214 ◆空室:13 ◆稼働率:93.9%

◆市況:例年にくらべ学生が少ない傾向にあるようです。生活保護受給者の問合せが多いのですが、オーナー側のほうでお断りされるケースが少なくないようです。
敷金・礼金はともに1ヵ月以下でないと決まりが悪い模様です。

 

◇ 東京都・城西地区

◆エリア:新宿区、中野区、杉並区

◆管理戸数:42 ◆空室:5 ◆稼働率:88.1%

◆市況:友人同士と部屋をシェアして住みたいというお客様が例年にくらべ多いとのことです。問合せはあるものの、実際に来店されるお客様は少ないという印象があるようでした。

敷金・礼金は基本1ヵ月ずつで、初期費用が安い物件ばかりが動いている感じがあります。

 

◇ 東京都・城南地区

◆エリア:大田区、品川区、渋谷区、世田谷区、目黒区

◆管理戸数:134 ◆空室:6 ◆稼働率:95.5%

◆市況:来店者数は例年通りですが、不景気の影響で法人客が減っているようです。これまで一定のエリアに人気が集中する傾向がありましたが、今年はそのこだわりがない人が増えている印象があるそうです。

敷金・礼金はともに1ヵ月が基本ラインになりつつあり、2ヵ月ずつに設定していても、必ずといってよいほど下げの交渉が入るそうです。

 

◇ 東京都・城北地区

◆エリア:豊島区、北区、練馬区、板橋区

◆管理戸数:256 ◆空室:27 ◆稼働率:89.5%

◆市況:年初の動きはやや遅めでしたが、今のところお客様の数は例年とほぼ同じのようです。新築やバス・トイレ別の物件は多少強気の設定でも決まっていますが、それ以外は賃料減額や礼金をなしにするなどの交渉が入ることが多いようです。

 

◇ 東京都・23区外

◆エリア:三鷹市、武蔵野市、多摩地区

◆管理戸数:48 ◆空室:4 ◆稼働率:91.7%

◆市況:例年にくらべると新入生の動きが非常に少なく、2月に入っても増えてこないという話がありました。社会人やファミリーのお客様は初期費用の安さが決め手になることが多いので、敷金・礼金はともに1ヵ月以上の設定は難しく、多摩地区のファミリー物件では礼金ゼロが標準となりつつあるようです。

 

◇ 神奈川県・横浜市

◆管理戸数:57 ◆空室:2 ◆稼働率:96.5%

◆市況:問合せはあるものの来店者数が例年にくらべて少ないという印象です。また学生のお客様が少なく、社会人の割合が高まっています。

敷金1・礼金ゼロでないと決まらなくなってきています。新築や高額物件も苦戦気味です。

 

◇ 神奈川県・川崎市

◆管理戸数:157 ◆空室:4 ◆稼働率:97.5%

◆市況:新社会人は動き出しも早かったのですが、新入学生の動きがあまりないとのことです。

敷金・礼金はともに1ヵ月というのが多く、賃料も全体的に下がり気味。中には新築なのに敷金2ヵ月・礼金ゼロという物件もあります。

 

◇ 神奈川県(横浜市・川崎市以外)

◆管理戸数:97 ◆空室:0 ◆稼働率:100%

◆市況:来客者数は例年にくらべ3割ダウンという感じで、エリア的に学生や単身者の数も少ないそうです。

敷金1・礼金ゼロが標準で、礼金は1ヵ月でも難しい。賃料の下がり幅も大きく、安い物件を探してここまで来るお客様が多いため、古かったり遠かったりしても賃料が安いほうが決まりも良いようです。

 

◇ 千葉県

◆管理戸数:19 ◆空室:1 ◆稼働率:94.7%

◆市況:松戸など一部地域でお客様が増えているとの声がありましたが、全体的には学生・社会人ともに来店者は少ないようです。

賃料の値下がりはさほどでもないのですが、敷金1・礼金ゼロ・フリーレント1ヵ月という物件が多い感じです。

 

◇ 埼玉県

◆管理戸数:53 ◆空室:2 ◆稼働率:96.2%

◆市況:例年にくらべお客様は2~3割減少しているようです。敷金・礼金ともに1ヵ月というのが相場でしたが、それも維持しづらくなってきて、敷・礼すべてゼロという物件も増えてきているようです。

 

◇ まとめ

ここ数年、顕著になってきた傾向として、インターネットで情報収集してから来店するお客様が増えてきたので、敷金・礼金等の初期費用が高い物件は、その時点で選ばれなくなっています。敷金は退去時に戻ってくる可能性が高いのでよいですが、礼金に対する選別の眼は非常に厳しいようです。

当社では昨年秋ころから、こうした傾向をつかみ、条件面で先手を打つプランをオーナー様に提案してまいりました。市況が芳しくないであろうエリアほどオーナー様のご理解を得られることができたようで、その結果は稼働率データに如実に表れていると思います。今後も個別に適宜、市況報告をさせていただきますが、募集条件等のご相談がございましたら、どうぞお気軽に営業担当にご連絡ください。


今号は以上とさせていただきます。寒暖の差が激しい季節ですので、どうぞくれぐれもご自愛ください。

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