オーナー通信

2018年11月オーナー通信
11月10日発行
管理を委託いただいているオーナー様へ発行しているオーナー通信のバックナンバーです。 法令等については当時の情報となっています。

10/13(土)に行われました賃貸経営フェスタに出展いたしました。弊社の位置は会場の奥側となり、目立たない

場所でしたが、昨年以上の反響を頂戴することができました。ご挨拶させていただきましたオーナー様から具体的な

ご相談お受けし、対応を始めております。地道な活動ではございますが、これからもたくさんのオーナー様からいろいろな

お悩み事をお聞きする機会を作っていきたいと考えております。

さて、本紙では、弊社の取り組みや賃貸業界の動向等を中心に毎月お届けさせていただいております。

ご多忙の折に恐縮でございますが、ご高覧いただけますと幸いでございます。


アクセントクロスの魅力、リーシングチャレンジ、新入社員紹介

 

◇レジデンス課 サブチーフ    

 

【アクセントクロスの魅力】

私が不動産業界に入った当初(12年前)、敷金2ヶ月・礼金2ヶ月の募集が主流となっており、新築や人気エリアの物件は解約前に申込をいただくことが多くありました。それが3年目を迎えたころから、空室期間が長期化するお部屋が出始め、賃料の減額、募集条件の見直し、設備のバリューアップ提案等、お客様からお申込いただくための募集工夫が必要となりました。

 

各種ご提案させていただく中で、

「お金をかけて工事をしても決まらなかったらどうしよう」「出費したコスト回収まで時間がかかるのでは?」

と不安を抱かれるオーナー様が多くいらっしゃいました。

そんな中、前職で仲介営業に従事していた当時、デザイナーズ物件をご案内しました。自社物件ではなかったため、私も初めてご案内する物件だったのですが、現地に着くと、外観は築20年経過しているごく普通のマンション。正直な感想 「これは決まらないなぁ。これがデザイナーズ?探し直しかな。」 と思いながら階段を上がりました。

アクセント工事施工例 (3)

説明しながらご案内を進めていくとキッチンや照明器具は、一部リノベーション工事が施されておりましたが、古さが目立ちやすいお風呂は旧式のままでした。淡々とした雰囲気で内見をされていくお客様が「1面だけ印象的な白レンガのクロス」を貼ったトイレをご覧になった時に初めて反応がありました。また、寝室には落ち着きのある「グレーのクロスが1面にだけ」貼ってあり、こちらにも好印象な反応がございました。

 

その時のお客様は(女性・30代)、水回りの設備や建物の古さを気にする感想はあったものの、寝室のクロスをとても気に入られ、そのままお申込みをいただきました。

アクセントクロスという言葉は以前から耳にしており、意味も理解していましたが、この経験により、効果が絶大なのだと感じました。

クロスは経年劣化に伴い、クリーニングでは対応できず、貼り替えを必要とすることがあります。また、1面だけの汚れや剥がれによる貼り替えは、他のクロスが自然損耗で少しくすんでいる場合、同じクロスを貼ってしまうと古いクロスとの差が目立ち浮いてしまうため、クロス材を慎重に検討する必要がございます。ただ、今は量産品クロス(単価が比較的安い)でも種類が豊富になっており、アクセントクロスとして導入することが可能です。柄や色の種類が選べる1000番クロスは単価が少し上がりますが、取り入れることにより競合物件と差別化を図ることができます。ご参考までに今までにご提案し、施工させていただきましたアクセントクロスを別紙にまとめました。ご高覧いただけますと幸いです。

1日でも早く次の入居者様を獲得できるよう、ターゲット層やその建物に合ったクロス品番(色・模様の有無)や施工面も積極的にご提案させていただきたく思いますので、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

 

◇オフィス店舗課 チーフ    

【リーシングチャレンジ】

日進月歩日々成長するために良いことはコツコツ続けていきますが、新しいことにもチャレンジをし、経験を積み上げていきたいと考えております。「追加でさらにベストな策はないかを考えチャレンジすることは本当に楽しいことと思っております。良い結果が出れば達成感を味わえ、成し遂げたことが大きな自信になります。

結果が出なかったとしてもチャレンジした価値と経験は大きな財産になると考えております。

 

当方が前任者から担当を引き継いだ物件に最長3年もの間、空室となっている物件があり、「ワースト物件リーシング会議」と名付け、上席と毎週行っていたリーシング会議にて空室にスリッパの設置芳香剤の設置ポップの設置等、現在のベースとなっていることを決めました。

 

ご案内を行う際30分前に到着し、建物エントランスの清掃、区画内の空気の入れ替え、トイレ等の水回り清掃、夏場であれば冷房、冬場であれば暖房を入れ、ベストな状態を完成させることで心地の良い空間造りを行い、お客様を「お招きするイメージ」を持って待機しておりました。8月号で記述しました木製テーブルチェアの設置、缶コーヒーホッカイロサービスも意見を出し合って実施したリーシング対策の一つでございます。

他に芸能人が町内を散歩しながら面白いことを探索するTV番組のように近くの商店街を紹介する映像を撮影し、区画内の紹介映像と併せて「You Tube(ユーチューブ)」にUPすることで仲介会社様やお客様がいつでも視聴できるようにしました。その映像は、上席の「大のお気に入り」となりました。

 

面白いことが大好きでチャレンジ精神の強い弊社ではありますが、もちろん却下となった案もございます。

 

それは積み上げてきた心地の良いベストな環境作りの最終仕上げとして出た案でした。お客様が到着されたタイミングで事前に持ち込んだオーディオを「ON」にし、クラシック音楽を流すという案でした。「お待ちしておりました。」と頭を45度に下げ、優雅なクラシック音楽でお迎えするその演出は 「お客様が驚いて引いてしまい、内覧に集中できなくなるだろう」 と判断し、チャレンジ好きの当方ではありますが、却下としました。

弊社のリーシング会議では、他にはない画期的なアイデアを模索します。

 

なお、改めて弊社募集活動の内容を詳しく記述させていただきたく存じます。

貪欲に努力を惜しまず、早期結果を生み出すようこれからも社員一同邁進いたします。

 

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